☆ 2012.05.18 FRI ☆
4月の下旬にシルク・ルミエール主宰で人形作家の太田拓美氏と、八王子市夢美術館で切り紙影絵のワークショップをしてきました。なぜかというと、開催中の企画展に120年前(まだ映画が出現する前)人々を熱狂させた影絵芝居の再現があったので。
1880年、パリはモンマルトルにオープンしたキャバレー“シャ・ノワール(黒猫)”。常連客は<画家・ロートレック><作曲家・ドビュッシーやサティ><建築家エッフェル>などなどそうそうたるメンバー。そんな一大社交場で夜な夜な影絵が上演されていたそうです。その舞台の大掛かりなことといったら!(残念ながら現存はしていません)・・・しりませんでした(>_<)
「…私は投影機を使わない。私が用いる酸水素照明は、反射板がなく直接照らす炎となって、スクリーンから3mの所で燃え上がる。・・・1番目の光の箱には、それぞれ単一の色が付けられた30枚のガラス板が嵌め込まれている。これが最初のパレットになり、距離に応じて特定の色合いを選び出す。・・・水面の照り返しは、金網を重ねて作ることができる。雨は砂で、雪は細かにちぎったモスリンで表現できるし、稲妻は硫酸で処理した紙に火をつけて放り投げるとよい。」(画家アンリ・リヴィエールが生み出した影絵の手記)
企画展では亜鉛板にシルクを張った当時の影絵の種板もみることができます。
今週末(5/20 SUN)まで!
☆陶酔のパリ・モンマルトル 1880-1910 ~キャバレー文化と娯楽~
☆拝観料 一般 500yen
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